最終更新: 2026年5月7日 下書き
法対応・コンプライアンス用語集
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法対応・コンプライアンス用語集
1. このノートの目的
このノートは、Jienie 2.0の日本市場における差別化要素である法対応・コンプライアンス関連の用語を整理するための用語集である。
特に以下を対象とする。
- 取適法(旧下請法)
- 電子帳簿保存法
- 電帳法
- 監査
- 証跡管理
- 内部統制
- 購買システムとの関係
2. 取適法(旧下請法)関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 取適法 | 中小受託取引適正化法の略称として使われる表現 |
| 旧下請法 | 取適法以前の呼び方。今後は「取適法(旧下請法)」と併記すると分かりやすい |
| 取適法(旧下請法) | 顧客説明で推奨する表記 |
| 委託事業者 | 仕事を発注・委託する側 |
| 中小受託事業者 | 仕事を受ける中小事業者 |
| 対象取引 | 法の対象となる取引 |
| 対象取引先 | 法対応の確認が必要な取引先 |
| 資本金基準 | 取引先の資本金などに基づく対象判定基準 |
| 従業員基準 | 従業員数などに基づく対象判定基準。制度変更により重要度が増す |
| 役務委託 | サービスや作業を委託する取引 |
| 製造委託 | 物品製造を委託する取引 |
| 修理委託 | 修理業務を委託する取引 |
| 情報成果物作成委託 | ソフトウェア、設計、デザインなど成果物作成を委託する取引 |
| 特定運送委託 | 取適法で追加・強化される運送関連の取引類型 |
| 注文書面 | 取引条件を明示する書面 |
| 当初書面 | 発注時に最初に交付・提示する書面 |
| 補充書面 | 後から条件を補足する書面 |
| 支払期日 | 支払を行う期限 |
| 代金減額 | 発注後に一方的に代金を減額すること。規制対象になり得る |
| 買いたたき | 不当に低い価格で取引させること |
| 受領拒否 | 正当な理由なく納品物を受け取らないこと |
| 返品 | 正当な理由なく返品すること |
| 支払遅延 | 支払期日を過ぎても支払わないこと |
| 一方的な代金決定 | 取引先と十分協議せず一方的に価格を決めること |
3. 取適法と購買システムの関係
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 対象判定 | 取引内容・品目カテゴリ・サプライヤー情報から対象取引か判断すること |
| 対象サプライヤ表示 | 対象取引先をシステム上で識別・表示すること |
| 品目カテゴリ管理 | 取引内容を分類し、法対応や分析に使うこと |
| サプライヤー資本金管理 | 取引先の資本金情報をマスタとして管理すること |
| 注文書面提示 | 必要な取引条件を注文書などで提示すること |
| 検収管理 | 納品・作業完了を確認し、支払・締め処理につなげること |
| 締め処理 | 月次などで取引データを締める処理 |
| 支払通知 | 支払予定・支払内容を通知すること |
| 証跡管理 | 法対応や監査のために履歴・書類・データを残すこと |
| 監査対応 | 後から確認できるようデータ・書面・履歴を整えること |
4. 電子帳簿保存法関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 電子帳簿保存法 | 税務関係帳簿書類や電子取引データの保存方法を定める法律 |
| 電帳法 | 電子帳簿保存法の略称 |
| 電子帳簿等保存 | 会計帳簿や決算書類などを電子データで保存する制度 |
| スキャナ保存 | 紙で受け取った書類をスキャンして電子保存する制度 |
| 電子取引 | 電子データで取引情報を授受する取引 |
| 電子取引データ | メール、クラウド、EDI、Webシステムなどで授受した取引情報 |
| 電子証憑 | 電子的な証拠書類。見積書、注文書、請求書PDFなど |
| タイムスタンプ | 電子データがある時点で存在していたことを証明する仕組み |
| 検索要件 | 日付・金額・取引先などで検索できるようにする要件 |
| 真実性 | 改ざんされていないこと、訂正削除が管理されていること |
| 可視性 | 必要なときに画面表示・出力できること |
| 訂正削除防止 | データの改ざんや不正削除を防ぐ措置 |
| 保存期間 | 法令上必要な期間、書類・データを保存すること |
| 運用規程 | 電子データ保存の社内ルール |
5. 電帳法と購買システムの関係
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 添付ファイル管理 | 見積書、請求書、注文書などのPDFを購買案件に紐づけて管理すること |
| 添付ファイルタイムスタンプ | 添付ファイルにタイムスタンプを付与すること |
| 案件紐づけ | 証憑を見積・発注・検収・請求などの案件情報と関連づけること |
| 電子保存 | 紙ではなく電子データとして保存すること |
| データ出力 | 監査・税務確認のためにデータを出力すること |
| アーカイブ | 長期保管すること |
| 検収データ保管 | 検収関連データを保存すること |
| 請求書支払機能 | 請求書と支払処理を管理する機能 |
| 文書管理システム | 契約書・証憑などの文書を管理するシステム |
| ERP連携 | 購買・会計・支払データを基幹システムと連携すること |
6. 監査・内部統制関連
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 監査 | 業務・会計・法対応が適切か確認すること |
| 内部監査 | 社内の監査部門が行う確認 |
| 外部監査 | 監査法人など外部機関が行う確認 |
| 内部統制 | 業務の正確性・透明性・不正防止を担保する仕組み |
| 職務分掌 | 申請者・承認者・検収者などの役割を分けること |
| 承認履歴 | 誰がいつ承認したかの記録 |
| 操作ログ | 誰がいつどの操作をしたかの記録 |
| 監査証跡 | 監査時に確認できる履歴・書類・データ |
| 牽制 | 不正・ミスを防ぐために複数人・複数プロセスで確認すること |
| コンプライアンス | 法令・規則・社内ルールを守ること |
| ガバナンス | 組織を適切に管理・統制する仕組み |
7. Ariba比較での表現ルール
避ける表現
| 避ける表現 | 理由 |
|---|---|
| Aribaは取適法に未対応 | 顧客設定・追加開発・パートナー対応で実現している可能性がある |
| Aribaは電帳法に未対応 | 周辺システムや運用で対応している可能性がある |
| Aribaは日本法に対応できない | 断定が強すぎる |
| Jienie 2.0は完全対応している | 法的助言・保証と誤解される可能性がある |
推奨表現
| 推奨表現 | 意味 |
|---|---|
| Aribaはグローバル標準のS2Pスイートである | 競合の強みを認める |
| 日本の取適法(旧下請法)運用には個別要件確認・設定が必要になる場合がある | 安全な比較表現 |
| 電帳法対応は文書管理・タイムスタンプ・検索・保存運用の確認が必要 | 実務的な表現 |
| Jienie 2.0は日本の購買実務に法対応を組み込みやすい | 自社の強みを安全に表現 |
| 最終的な適法性判断は顧客の法務・税務・監査部門で確認する | 法的助言ではないことを明示 |
8. 営業・提案で使える表現
取適法
Jienie 2.0は、品目カテゴリやサプライヤー情報をもとに、取適法(旧下請法)対象取引の識別や注文書面管理を購買フローに組み込みやすい仕組みです。
電帳法
Jienie 2.0は、見積・発注・検収・請求に関わる電子証憑を購買案件に紐づけ、電帳法対応オプションにより保存運用を整えやすくします。
監査
注文、検収、締め、支払通知、証憑を一つの流れで追いやすくすることで、監査対応の負荷を下げることができます。
9. 注意事項
このノートは、製品理解・営業準備・用語整理のためのメモであり、法的助言ではない。
実際の法対応では、以下の確認が必要である。
- 顧客の取引類型
- 取引先情報
- 契約条件
- 注文書面
- 検収・支払プロセス
- 電子証憑の保存方法
- 顧客の社内規程
- 税理士・監査法人・法務部門の判断
10. 関連ノート
- [[procurement-glossary-ja-vi-en]]
- [[jienie-2-glossary]]
- [[../02-product/jienie-2/toriteki-compliance]]
- [[../02-product/jienie-2/electronic-bookkeeping-act-compliance]]